海で溺れたよ

この海!深い!溺れる!ボボボーボ・ボーボボ

急性薬物中毒で入院した話

一睡も出来なかった日の昼間に私はドラッグストアでレスタミン120t入ってるやつとカミソリを購入しました。

 

いつもレスタミンODしても意識がなくなったり、倒れたりなんてことはないので どこにも出る予定もないし仕事も休みだしと思い120tがぶ飲み。

 

12時半頃に叔母から電話が鳴りランチに誘われ、まあ大丈夫だろうと思い行きました。ご飯を食べ終わった辺りから冷や汗、手の震え、呂律が回らないなどの症状が出始め「心配だから家まで送るよ」と言われお店を出てすぐ私は膝から崩れ落ちるように倒れたらしいです。(記憶はない)

気付いたら救急車の中で救急隊員の方に「お名前言えるかな?」「どれくらい薬飲んだかな?」「かかりつけの病院はわかる?」等と聞かれていましたが頭が上手く回らず「名前はねえ、分かんない!ねむたいよお!」と回らない舌で答えていたみたいです。叔母が泣きながら母にも電話をかけ 私は担架の上で寝転びながら叔母がずっと泣きながら私の手を握ってました。母が到着し私の名前とかかりつけは医大の精神科と答えて 運ばれました。

 

そしてまた気がついたら処置室、真っ白の天井とベッドの上で私はひたすら「どこ?」と混乱していたらしいです。間もなくして主治医が来ました「なんの薬飲んじゃった?」「僕が誰かわかる?」「ここがどこかわかる?」等と聞かれましたが、私は薬が回っており理解能力も乏しくなりずっと首を傾げてひたすら私は自分の下の名前を言っていたみたいです。処置があるからということと、今の状態の私じゃ話も出来ないということで主治医は出ていきました。

 

鼻から管入れて活性炭と下剤入れるのと、活性炭と下剤飲んで点滴するか 選んでいいよと言われ、私は前に1度鼻から管入れて胃洗浄の経験もあるので勿論「飲む!」と即答。ですが思いの外不味いのです、活性炭が。養命酒みたいな感じの味だった気がする…多分…

 

1口飲んで「やだ飲めない」といったら看護師さんに「でもこれ飲まないと鼻から管入れなきゃいけないの、苦しいよ?」と言われて頑張って一気飲み。

そのまま点滴の針を刺され「いってえなあ!」と男性の看護師さんに怒鳴ってました…ごめんなさい…

 

点滴を繋げて、ベッドでHCUまで移動。心電図、指にサチュレーションを測るもの、点滴の電源、とりあえず1本点滴が終わるまでは尿道カテーテル。痙攣して倒れたので4時間置きに瞳孔の確認、サチュレーション、血圧、体温、心電図の確認。

 

そこからが母曰く地獄だったみたいです。私に襲いかかる幻聴、幻覚、勿論HCUではスマホなどは構えません。なのにも関わらず私は何も持ってないのに携帯を構う素振りをしていて 母が心配して私の手を握った瞬間「やめてよ!今ゲームしてるんだから!(でも何も持ってない)」等、タバコを吸う素振りをしながら突然ハッ!となり手を見たらタバコがない!「ねえお母さんタバコは?!取ったでしょ!さっきまで吸ってたのに!」等、看護師さんにも酷かったみたいです。私の昔の友達に似た看護師さんを見つけてその看護師さんがたまたま私の担当で、私はずっと「ももちゃん〜!米福で一緒に働いてた私だよ!久しぶり〜こんなとこにいたんだね!」等と傍から見たらわけのわからんことを永遠と言って、次に襲ってきたのが幻聴 私の担当だった男性看護師さんが隣のベッドか部屋でコソコソ話してる声が聞こえて「次のターゲット誰にする?」「てめえはうるせえんだよ!」と人を殴る音、女性の悲鳴、私はビクビクしてました。

母が「とりあえず寝なさい」と言うので1本目の点滴が終わったので尿道カテーテルを外してもらい点滴は2本目に突入、睡眠薬を貰い飲んだところでまたまた幻覚。なんとあの男性看護師さんと私が人違いしてた看護師さんがグルになってて 3本のジュースに睡眠薬を混ぜてる幻覚が見え 私は母に、「あのジュース渡されても飲んじゃダメだよ?」と小声で伝えましたが、母は「どこにジュースがあるんだろう…」と思っていたらしいです。

 

無事眠り朝起きたら少し眠気は引きずってたけど無事意識も元に戻り幻聴幻覚も収まっていました。看護師さん達に「よかったあ…昨日本当に(本名)ちゃん凄かったよ?あ、意識も戻ったから精神科にまたコンサルするね」と言われ、出されたご飯も副作用の吐き気で食べられなかったので栄養剤を点滴で入れてもらいました。

 

 

退院手続きを済ませた後に精神科に行きましたけど、やっぱり思ったことは言えませんでした。先生曰く昨日の私は「薬をいっぱい飲んだことによって幼児退行していた可能性がある、幼い頃に幼さを経験出来なかったのが故に 男性看護師さんが殴って女の人の悲鳴が聞こえたのは幼い頃に母が殴られてるところを投影していたんだと思う」と言われました。それから「大丈夫って思っても薬は欠かず飲んでね、ODはまあするだろうけどダメだからね?」と。

 

私は未だに受け入れられないんです、主治医が転勤してしまう現実を。だからこの間の診察の時も八つ当たりしました。「諦めるなってみんな簡単に言うけどどうにもならないことばっかりじゃん、じゃあ私が転勤しないで 私が良くなって元気になって感情も大人になれるまでの過程を見届けてよって言っても無駄でしょ?優しい言葉に私何回騙されて何回傷付いてきたかな、誰も知らない私がこんなに悩んでるのも 痛みの数だけ強くなれるとか言うならあと何回私は苦しんで泣けばいいの?」とブチ切れました。先生は難しそうな顔をしていて、「ああ…また先生のこと困らせちゃった」と思ったら涙が溢れてきて 泣きながら処方箋と予約票を奪って帰りました。

 

その現実から逃げようとした結果がこれです。沢山の人に迷惑をかけ、心配をかけた。でも、凄く心配された時嬉しかった。愛されてる、って。自分を傷つけて相手を試す。こんなこと繰り返したって誰も得しないのに。生産性のない私なんて殺してしまえばいいのですよ。

 

今も母に隠して置いてあるカミソリを想いながら切るか切らないか悩んでる。何時までも死にたいなあ。楽になりたいなあ。