海で溺れたよ

この海!深い!溺れる!ボボボーボ・ボーボボ

未練じゃないよ。

未練ではないけど、彼と付き合っていた頃が私の人生で1番楽しかったし きっとこれからも彼を超える人は現れても彼を忘れることはできないだろう。私の人生において避けては通れない人なのである。

 

そんな彼は家庭環境は複雑で、私の3つ年上だった。きっと彼は21歳になったであろう。そして恐ろしく嫉妬魔でした。

 

そんな彼の嫉妬から私は何人かとの関係を断ち切ってしまった、別れて3年経った今ではその人間関係も元には戻ったが 正直あの頃の私は盲目にもほどがあるほどだった。

彼のいない人生なんて想像できなかったし、これから先もずっと一緒にいるなんてアホみたいなことを思っていた。

 

でも今はどうだ、彼のいない人生を生きている 毎日しんどくて屍のようになっているがなんとかそれなりに生きている。つまりは恋愛なんてそんなものだ。だけども、彼と別れてから私が長い長い退屈に苛まれているのも事実だ。

彼には才能があった、人に好かれる才能だ。親しみやすい明るいフレンドリーな性格、私はそんな彼の才能と性格が怖かったことも事実だ。「いつ私から離れてしまうのだろう」何度この言葉が頭をよぎっていたことか。私とは違いフットワークの軽い彼が羨ましくもあり 怖くもあった。それでも嫉妬深く独占欲の塊の彼は私のことをツイートするたび「俺の」と言っていた、たかが2文字のその言葉が私を一気に幸せに持ちに上げていた。

 

そしてフレンドリーな性格故に彼は優しすぎた。困ってる人がいたらすぐ手を差し伸べるし、苦しんでいる人がいたら親身になって話を聞いてあげる、そして勘違いをしてしまう子も多数いた。きっとその中には私なんかよりも素直で真っ直ぐでちゃんと愛されるべき人もいたであろう、それなのに彼は私を選び続けた。そんな彼の純粋な愛情が私の首を絞めつつあった。彼に愛される度に、彼が他人に優しくする度に、彼が弱っているところを見る度に「同じような環境で育ったのに何故私はこんなにひねくれてしまったのだろう」という劣等感が私を覆い尽くしてしまう。

その度に私の光だった彼に救われていた、でも、それでも根本的に救われることはなかった。

 

こんな私なんかの彼はどこが良かったのか、私の何がそこまで好きだったのか。今となっては私にも分からないし もう彼に聞く術もなければ彼もきっと覚えていないだろう。私はこの3年間であまりにも変わりすぎた。

 

そして付き合ってから1年経った四日後、彼の誕生日から五日後、彼の幼馴染から彼が2週間前から浮気をしていたことを聞いた。私は男を愛すには男に騙されすぎた。

傷付いたし 五分ほど泣いた、私はそれだけで吹っ切れてしまった。

「やっと楽になれた」「やっと解放された」

彼を好きだった気持ちよりも己の気持ちが勝ってしまった。

 

結局私は彼より自分が大事だったし、愛されていた自分を愛していただけで、盲目になっていたのは彼に対してではなく自分に対してだった。

 

浮気相手の女の子は耳が聞こえない同じ学校の女の子でした。彼女は「彼といると耳が聞こえないことなんてどうでも良くなる」と彼に漏らしていたらしい。そんなことを言われた彼は余計に彼女から離れられなくなってしまったらしい、最後の最後まで偽善者な彼氏だった。

 

メンヘラはなぜクズを好きになるのか、それはきっと「承認欲求」が関係しているのではないのだろうか。

 

それでも、彼ほど私をびっくりさせ 楽しませ 悲しませることが出来る人はいないだろう。彼のことを書いていたら時間があっという間に感じる、私は未だに呪縛から抜け出せていないのかもしれない。